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夕方、椅子から立ち上がったときに、クッションがお尻の形にへこんだまま戻っていない。指で押せば、あっさり底まで沈む。こうなったクッションは、もう仕事をしていません。
1日2〜3時間座るくらいなら、ニトリのシートクッション(2,990円・厚み9〜13cm)でこと足ります。選ぶものが変わるのは、1日6時間以上その椅子にいる人と、机の天板と座面の差が狭い人だけです。
この記事では、ニトリのクッションと雲のやすらぎクッションを比較しました。
ニトリのクッション座布団は、どこが強いのか

ニトリのクッションのメリット
- 店頭で座って確かめられる。
硬さも高さも、自分のお尻で確かめてからレジに向かえます。通販にはできないことです。 - その日に持ち帰れる。
今日の夕方から座り心地が変わります。届くのを待つ数日が要りません。 - 2,990円。
圧倒的な安価。試すのに勇気が要らない金額です。合わなくても暮らしは傾きません。 - 色と形の選択肢が多い。
毎日目に入るものなので、部屋に合わせられるのは地味に効きます。 - 奥行の浅い椅子に合わせやすい。
幅43〜45cm・奥行35〜41cmと、椅子に載せる前提の寸法で作られています。 - カバーを外して洗える。
高反発の2点は手洗い、ジェルの3Dタイプはカバーが洗濯機に入ります。
とくに一つ目は大きい。座って決めてから買えるというのは、それ自体が値打ちです。
ニトリの中では、どれを選べばいいのか
椅子用として現実的に候補になるのは3点です。名前が似ていて売り場では見分けにくいので、寸法と中材を並べます。
| 商品 | 価格(税込) | 幅×奥行×厚み | 中材 | 手入れ |
|---|---|---|---|---|
| 体圧分散 高反発シートクッション(立体タイプ) | 2,990円 | 45×39×13cm | ウレタンフォーム | カバーを外して手洗い |
| 体圧分散 高反発シートクッション(Uタイプ) | 2,990円 | 44×41×9.5cm | ウレタンフォーム | カバーを外して手洗い |
| ジェルシートクッション(3D cSC1・デコホーム) | 2,990円 | 43×35×9cm | 熱可塑性エラストマー(ハニカム構造) | カバーは洗濯機可(ネット使用) |
| ジェルシートクッション(GL002) | 1,490円 | 確認できず | 確認できず | 確認できず |
※価格・寸法は2026年8月11日時点(寸法はいずれも約)。最新はニトリネットで確認してください。
厚みが欲しいなら「立体タイプ」(13cm)
3点のなかで厚みが最大です。座面が硬い椅子、木のダイニングチェア、板が張ってあるだけの椅子。こういう椅子に載せるなら、まずここから見てください。奥行39cmなので、座面の浅い椅子にも収まります(ニトリネット 商品ページ)。
座面の前が当たるなら「Uタイプ」(9.5cm)
後ろ側をU字にカットした形です。厚みは9.5cmと控えめなので、机との差が狭くて厚いものを載せられない人はこちらになります。奥行41cmと、3点のなかでは深めです(ニトリネット 商品ページ)。
夏場の蒸れが気になるなら「ジェル」(9cm)
ハニカム構造で、空気の逃げ道がある作りです。カバーが洗濯機で洗えるのは3点のうちここだけ。厚みは9cmといちばん薄いので、硬い椅子に長時間という使い方には向きません(ニトリネット 商品ページ)。
安く済ませたいならジェルシートクッション(GL002)が1,490円であります。ただし寸法・中材・洗濯可否を確認できなかったので、店頭で現物のタグを見てから決めてください。
なぜ、ぺたんこになるのか
クッションが薄くなるのは、体重で潰れるからではありません。潰れたあとに戻らなくなるからです。
ウレタンもポリエステルも、圧がかかれば必ず沈みます。問題は、体重が離れたときに元の形へどれだけ戻るか。この戻る力が減っていくと、へこんだ部分がへこんだままになり、座面の硬さがそのまま伝わってくるようになります。
中材が消えたわけではなく、空気を含んだ隙間が潰れてしまった状態です。
だから、売り場で親指を押し込んだ感触は、耐久の目安になりません。
買う前に見る数字は3つだけ

売り場で覚えていられる数は多くありません。座り心地を外さないための5つのチェックで選び方の全体像は整理していますが、ニトリと通販を同じ土俵に載せたいときは、次の3つに絞れば足ります。
- 厚み。底付きするかどうかがここで決まります。
- 中材。何が入っているか。ウレタンなのか、ポリエステルなのか、ジェルなのか。
- 戻り。圧縮率や復元率といった試験の数値が公表されているかどうか。
同じ項目で並べると、こうなる
| 項目 | 雲のやすらぎ クッション座布団 | ニトリ 高反発(立体) | ニトリ 高反発(U) | ニトリ ジェル(3D) |
|---|---|---|---|---|
| 価格(税込) | 7,990円(送料別) | 2,990円 | 2,990円 | 2,990円 |
| 幅×奥行 | 45×45cm | 45×39cm | 44×41cm | 43×35cm |
| 厚み | 約20cm | 13cm | 9.5cm | 9cm |
| 中材 | ポリエステル100%(5層構造) | ウレタンフォーム | ウレタンフォーム | 熱可塑性エラストマー |
| カバー | 撥水生地・外して洗える | 外して洗える(手洗い) | 外して洗える(手洗い) | 洗濯機可(ネット使用) |
| 耐久の公表値 | 圧縮率 約2%/復元率 ほぼ100% | 確認できず※ | 確認できず※ | 確認できず※ |
| 買う前に座れるか | 座れない(通販のみ) | 座れる | 座れる | 座れる |
| 手に入るまで | 注文して配送を待つ | その日に持ち帰れる | その日に持ち帰れる | その日に持ち帰れる |
※ニトリ3点の「確認できず」は、試験をしていないという意味ではありません。公表されている試験の数値を、こちらで見つけられなかったという意味です。
雲のやすらぎ側の寸法・素材・構造は、株式会社イッティのプレスリリース(PR TIMES・2021年6月28日公開/販売開始は2021年6月25日)によります。
価格は7,990円(税込)で、送料が別にかかります。圧縮率と復元率は国内第三者機関による試験の数値です。ニトリ側は各商品ページによります。
1日に何時間、その椅子に座るか
必要な厚みは、体重ではなく座る時間で変わります。その理由は底付きです。
座った瞬間はどのクッションも体を受け止めてくれます。ところが同じ場所に圧がかかり続けると、中材が沈んだ状態で落ち着いてしまい、下にある座面の硬さが伝わってくる。
この「伝わってくる時間帯」が、厚みが足りないほど早く来ます。夕方に座り直しが増えるのは、姿勢が崩れたからだけではなく、クッションが沈み切っていることもあります。
机の天板と座面の差を、いま測ってください

厚いクッションを椅子に置くと、座面が上がります。座面が上がると机との差が縮み、肘が持ち上がって肩が窮屈になる。せっかく買ったクッションを外すことになる原因は、たいていここです。厚みは大きいほど良いわけではありません。
- 床から机の天板までの高さ。
- 床から椅子の座面までの高さ。
- その差(1から2を引いた数)。
椅子の奥行と、床に置くかどうか
ここはニトリが有利になる条件です。
座面の奥行が浅い椅子、たとえばダイニングチェアやコンパクトなワークチェアなら、ニトリのほうが収まります。奥行35〜41cmで作られているのは、椅子に載せる前提で設計されているからです。
45cm角の正方形を同じ椅子に載せると前にはみ出して、太ももの裏が縁に当たることがあります。座り心地の話以前に、形が合いません。
肘掛けのある椅子も同じで、座面が上がると肘掛けの位置が相対的に下がります。ここも実測してから決めてください。
逆に、床に座ってローテーブルで作業する人、畳の部屋で長く座る人には、45cm角の平らな正方形が生きます。椅子用のシートクッションは奥行が短いので、床に敷くとお尻の後ろが足りません。
ニトリで45cm角ちょうどのチェアパッドは確認できませんでした(40×40cm前後か、直径35cmの丸型が中心です)。
正直なところ、雲のやすらぎにも弱点があります
ここまで数値の話をしてきたので、雲のやすらぎクッション座布団の弱いところも紹介します。
- 買う前に座れない。
通販だけなので、店頭で確かめる手段がありません。ニトリの最大の強みが、そのままこちらの弱点になります。 - その日には手に入らない。
注文して、配送を待つことになります。ニトリなら店頭からその日に持ち帰れます。 - 2,990円に対して7,990円(税込)で、およそ2.7倍。
しかも送料が別にかかります。安いほうを1年ごとに替えるほうが気楽だ、という考え方は成立します - 厚みが仇になる椅子がある。
机との差が狭い人、奥行の浅い椅子の人は、厚みが邪魔になります。 - 座椅子・正座・あぐら・車の座席には向きません。
使い方が合わない人は買わないほうがいい。
あなたの場合は?
自分に近いものを1つ選んでください。
1日2〜3時間で、その日に持ち帰りたい人、
まず試したい人。ニトリで足ります。硬い椅子に載せるなら立体タイプ(13cm)、机との差が狭いならUタイプ(9.5cm)、夏の蒸れが気になるならジェル(9cm)。この3つのどれかで決まります。
1日6時間以上座って、買い替えを繰り返したくなくて、机との差にも余裕がある人。
厚みと戻りの数値が公表されているほうを見る価値があります。
床+ローテーブルで長く座る人。45cm角の平らな形が生きます。
厚みのあるほうに気持ちが傾いたなら、7,990円に送料を足した金額を見てから決めてください。それで納得できれば買えばいいし、高いと思えば2,990円のほうを選べばいい。どちらも間違いではありません。
よくある質問
シートクッションと座布団は何が違うのですか?
椅子の座面に載せる前提で、奥行を短く作ってあるのがシートクッションです。床に敷く前提で正方形に作ってあるのが座布団。ニトリの椅子用が奥行35〜41cmなのは前者だからで、45cm角が多いのは後者だからです。
椅子で使うのか床で使うのかを先に決めれば、売り場で迷う時間が半分になります。
高反発と低反発は、長く座るならどちらですか?
沈み込んだまま戻りにくいのが低反発、押し返す力が残るのが高反発です。長時間なら押し返す側のほうが底付きしにくい傾向があります。硬さの好みが分かれるところなので、長く座る用途なら高反発から見てください。
違いは低反発と高反発の違いで詳しく書きました。
ニトリのシートクッションは洗えますか?
高反発の2点はカバーを外して手洗い、ジェルの3D cSC1はカバーが洗濯機で洗えます(洗濯ネットを使用)。高反発の2点は中材ごと洗えるわけではないので、購入時に品質表示のタグを必ず確認してください。
洗い方の一般的な手順は座布団の洗い方の基本にあります。
ニトリに45cm角の座布団はありますか?
45cm角ちょうどのチェアパッドは確認できませんでした(2026年8月11日時点)。40×40cm前後か、直径35cmの丸型が中心です。
45cm角にしたいなら、クッション本体(ポリエステル 45カク)に座布団カバーを合わせる方法があります。
まとめ
1日2〜3時間ならニトリで足ります。2,990円、厚み9〜13cm、その日に持ち帰れて、座って確かめられる。ここは強い。
分かれ目は座る時間と、机の天板と座面の差です。値段ではありません。買う前に見る数字は、厚み・中材・戻りの3つ。
1日6時間以上座って買い替えを終わりにしたい人には、厚み約20cm・復元率ほぼ100%の雲のやすらぎクッションをおすすめします。
